読書記録(高校2年7月〜8月)

  • 僕の本名の由来にもなった司馬遼太郎の人気作からノートへの記録は始まったが、『燃えよ剣』自体はぜんぜん面白くなかった。白昼夢だった。まったく記憶がない。祖父が歴史・時代小説好きで司馬作品に関してもかなりのコレクターだったはずだが、孫には肌が合わなかった。どうもそれ以来歴史・時代小説と聞くと敬遠してしまう。司馬の『坂の上の雲』などは興味があるのだが。
  • 高校2年の四月から世界史の授業が始まったが、歴史の「続き」がはやく知りたくてフライングで入門書を数冊読んだ。
  • 現代の文学の動向が知りたくて福田、大森・豊崎の著書を読んだ。『作家の値うち』はすでに読んでいた。『メッタ斬り』の二人が褒めていたので『インストール』を読んだ。文体だけはおもしろいと感じた。『蹴りたい背中』は相当話題になったのですでに読んでいた。(その作品は女子高生のブラジャーの描写だけ印象に残った)
  • 『プリズンホテル』と『黄金を抱いて飛べ』はたしか2ちゃんねるの一般書籍板のあるスレで評価が高かったのだが、まったく合わなかった。
  • なぜか映画に興味があったらしく四方田の著書を読んだのだが、まったく身につかなかった。
  • 谷崎を読んでみたが文体がとっつきにくくまったく記憶にない。第三の新人の安岡の代表作、これも白昼夢だった。なにか読書に気を向けられないような事態がそのころ起こっていたのだろうか。
  • 大塚英志を読んだのは初めてだった。アニメ・漫画の魅力を創作と批評の両方で伝えようとしている人という印象を持って、自分のやりたいと思っていることと重なる部分があった。

キャラクター小説の作り方

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