読んだ本のジャンル(高校2年夏〜高校卒業まで)
手集計であることを断っておく。なお、再読は含めない。上下巻を読みきった場合2冊と数える。ラノベも1巻1冊。ジャンル分けは独自の裁量で行っている。つまり身勝手な分類だ。
- 小説・戯曲・詩(W村上以外) 77冊
【内訳】
ラノベ 27
大衆小説(日本) 20
日本近代文学 5
日本現代文学 9
海外近代文学 4
海外現代文学 7
歴史小説 2
児童文学(日本) 1
詩 1
戯曲 1
- 文芸評論(硬質) 1
- 文芸評論(軟質) 5
- エッセイ(W村上以外) 3
- 世界史(硬質) 7
- 世界史(軟質) 6
- 日本史(硬質) 1
- 日本史(軟質) 2
- 文化史 1
- 思想・哲学(硬質) 3
- 思想・哲学(軟質) 2
- 音楽 6
- 映画 1
- 漫画・アニメ論 2
- 読書 10
- 文章・小説の書き方 5
- 政治(軟質) 2
- 雑学 3
- タレント本 1
- 鉄道 3
- 社会論 1
- 教育 1
- 児童書 2
- ほとんど『フルメタ』『ハルヒ』『イリヤ』だけでもラノベが一番多くなるのか。
- たしかに日本のエンタメが割合としては多い。しかしたかが20冊だ。底が見えたと思っても穴などまったく掘っていないのだ。
- 日本近代小説は夏目漱石『それから』『門』『こころ』太宰治『津軽』谷崎潤一郎『刺青・春琴抄』。日本現代小説は安岡章太郎『海辺の光景』綿矢りさ『インストール』(!)町田康『くっすん大黒』阿部和重『ニッポニアニッポン』『インディヴィジュアル・プロジェクション』宮本輝『青が散る』『星々の悲しみ』大江健三郎『万延元年のフットボール』水村美苗『本格小説』上巻。
- 安岡章太郎『海辺の光景』を近代にするか現代にするか迷ったがふつう現代でしょう。まだ生きているかどうかは線引きの重要なファクターだし。あと宮本輝は芥川賞とってるから純文学にした。
- 海外近代小説は『カラマーゾフの兄弟』上中下巻とスタンダール『赤と黒』上巻。海外現代小説はサリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』『ナイン・ストーリーズ』『フラニーとゾーイー』『大工よ(中略)』フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』ジョン・アーヴィング『ガープの世界』上下。
- 歴史小説は司馬遼太郎『燃えよ剣』上下巻。
- 児童文学は萩原規子『これは王国のかぎ』。
- 詩集はランボー『地獄の季節』。
- 戯曲はソポクレス『オイディプス王』。
- 文芸評論を硬軟で分ける基準は、間口の広さ。(軟)はほとんど純正の文芸評論とはいえない。文芸評論(硬)の1冊は江川卓『謎とき「カラマーゾフの兄弟」』。これはテキストを読んでいるという前提がある。そして選書であるということ。
- エッセイの3冊は関川夏央『昭和時代回想』東野圭吾『あの頃ぼくらはアホでした』(←氏の小説より50倍面白い)恩田陸『小説以外』。
- 春樹と龍の著作は特別な存在の気がする。それでも半分も読んでいない。
- 歴史関連は、硬質が学術的色彩の濃いもの、軟質が参考書的なもの。
- 文化史の一冊は『ホテルと日本近代』。
- 思想・哲学の硬軟は噛み砕かれているかどうかで分けている。前者が、ヤスパース『哲学入門』丸山真男『日本の思想』岸田秀『ものぐさ精神分析』。後者が、ニーチェの超訳『キリスト教は邪教です!』と内田樹『寝ながら学べる構造主義』。
- 映画の一冊は四方田犬彦『日本映画史100年』。
- 漫画・アニメ論の2冊は大塚英志・ササキバラゴウ『教養としての<まんが・アニメ>』ササキバラゴウ『<美少女>の現代史』。
- 読書論・読書術のたぐいは、読書を指導してくれるひとが周りにあまりいなかったから増えるのは仕方ない。親が読書は体に悪い、運動をしろというような家庭に育った。まだ読書をするやつが不良だという観念が残っている風土だったのだ。
- 政治(軟質)の二冊は岩見隆生『日本の歴代総理大臣がわかる本』と立山良司『宗教世界地図』。現代史の補強のためだろう。
- タレント本の一冊が矢沢永吉『成りあがり』。
- 鉄道の三冊は武田忠雄『東京の鉄道がわかる事典』宮脇俊三『時刻表二万キロ』『時刻表昭和史』。
- 社会学のたぐいにはもとから興味がなかったのかもしれない? 否、もとから「避けていた」。そしていまでも進んで読もうとは思わないのだ。社会論のただ一冊は堀井憲一郎『若者殺しの時代』。
- 教育の一冊は山住正己『日本教育小史』。
- 児童書の二冊は、岩波ジュニア新書で、佐藤二雄『テレビとのつきあい方』と竹田青嗣『哲学って何だ』。